下記のとおり、2024年度の大会を開催いたします。
開催日時 2025年2月8日(土)13:00~
開催方式 金沢会場とオンラインの併用
会場 金沢市中央公民館彦三館(武蔵交差点から彦三町方向へ徒歩6分) 2階第2会議室
テーマ 「加賀藩領民の他国への展開」
タイムスケジュール
開会挨拶ほか 13:00~13:05
報告1 13:05~14:20
岩田裕斗氏「加賀藩の正徳三年他国居留者一斉縮と地域社会」
キーワード: 他国居留者(居留まる者)、「正徳三年の一斉縮」、北方進出
休憩 14:20~14:30
報告2 14:30~15:45
井上幸子氏「加賀藩領百姓の他国稼ぎと入百姓取立-真宗寺院史料を読み直す-」
キーワード: 他国稼ぎ、欠落百姓、入百姓取立、真宗寺院
休憩 15:45~16:00
質疑 16:00~17:00
概要
加賀藩領に生きる百姓は、耕作して年貢を納め、また武家奉公に出ることで藩領社会に貢献していた。しかし、三都などにおける藩邸や蔵屋敷があるように、加賀藩の経済社会活動が領国のみで完結するものでないことは言うまでもない。個々の領民レベルで見ていくと、他大名領などさらに広範な地域を舞台とした活動が見られ、中には藩の枠を完全に逸脱したものも多かった。こうした領民の活動に対し、それを規制しようとする藩権力の姿がこれまで明らかにされてきたところだが、領外に活路を見出した人々に視点を移してみたとき、どのような歴史像が浮かび上がるのか。本大会では、加賀藩領民の他国稼ぎ、領民の移動をめぐるやりとりを取り上げた最新の研究成果をもとに議論することで、藩領外における人々の営みを考える機会としたい。
オンラインでの参加をご希望の方は、2月6日(木)までに事務局(info@kagahan.org)へご連絡ください。開催前日を目途にアクセス先URLと報告資料をメールにてお送りいたします。
また、閉会後にご報告者を囲んでの懇親会を設けたいと考えております。こちらも参加いただける場合は上記アドレスまでご連絡ください。