加賀藩研究ネットワーク会員の皆様
下記の日程で2023年度の大会を開催いたします。
日時 12月17日(日)13:00~
開催方式 金沢会場とオンラインの併用
会場 金沢大学サテライト・プラザ(金沢市西町教育研修館内) 3階集会室
https://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_koho/satellite/default.htm
テーマ 「京都における藩の活動 -その空間と組織-」
タイムスケジュール
開会挨拶ほか 13:00~13:05
報告① 13:05~14:30
千葉拓真氏「加賀藩前田家の京都における活動と京都屋敷」
キーワード:屋敷、詰人(京都詰藩士)、呉服所、有職方、勝興寺、助力金、
「通路」、縁組
休憩 14:30~14:40
報告② 14:40~16:05
淺井良亮氏「武家と公家とをつなぐ者 -新発田藩家来寺田家を事例に-」
キーワード:御用聞 贈答 葬祭 家扶
休憩 16:05~16:20
コメント 16:20~16:30(宮下和幸)
質疑 16:30~17:30
閉会挨拶
【概要】
近世諸藩の多くは、屋敷の取得や駐在施設の確保などの方法で京都に拠点を構えて藩士を配置し、活動を行っていた。加賀藩の場合、京都屋敷に京都詰藩士を常駐させ、朝廷・公家社会との交際や儀礼、呉服の調達や大津蔵屋敷の管理といった経済活動、さらに学問文化・宗教的活動に従事させていたことが明らかにされている。
しかし、その活動の拠点がどの程度恒久的なものとして確立されていたのか、それがどのような人物、組織によって担われていたのかなど、各藩が京都に設けた拠点のあり方、活動の実態は多様で、上記のような活動のどこに重点が置かれているかも様々である。また、時代ごとに変化する京都の政治的位置も看過できない要素となる。
そこで本大会では、テーマを「京都における藩の活動―その空間と組織―」と設定した。「空間」は拠点となる施設にとどまらず、政治・経済などの活動範囲を含むものであり、「組織」は留守居や用聞といった詰人体制のほか、「通路」や縁組によって構築された外部ネットワークの存在も意識している。
加賀藩および他藩の事例に関する豊かな研究成果とつき合わせることで議論を深め、藩が京都で活動する意義について考える機会としたい。
オンラインでの参加をご希望の方は、12月15日(金)までにご連絡ください。
info@kagahan.org (事務局)
開催前日を目途にアクセス先URLと報告資料をメールにてお送りいたします。
また、閉会後にご報告者を囲んでの懇親会を設けたいと考えております。こちらも参加いただける場合は上記アドレスまでご連絡ください。